テザーが2024年第3四半期に25億ドルの利益を報告。USDTの時価総額は1200億ドルに達し、米国債の保有額も1000億ドルを超える。制裁に関する捜査を否定する姿勢も。
この結果、年初来の利益は77億ドルに達し、同社の主力商品であるステーブルコインUSDTの時価総額は1200億ドル(約18兆円)に迫っています。
テザーのCEO、パオロ・アルドイノは、利益の内訳として、13億ドルが米国債の利回りから、11億ドルが金の未実現評価益によるものであることを明らかにしました。
特に第3四半期には金価格が約15%上昇しました。
会計事務所BDOイタリアの証明によると、テザーの負債は1194億ドルに対して、準備資産は1255億ドルであり、超過準備金は60億ドル以上に達しています。
準備資産のうち1050億ドルは現金および現金同等物で、845億ドルが米国債に投資されています。
さらに、テザーは50億ドル相当の金と48億ドルのビットコインも保有しています。
テザーのベンチャー部門はエネルギー、マイニング、人工知能(AI)への投資を進めており、純資産価値は62億ドルから77億ドルに増加しました。
また、テザーは7100BTCを所有していることも明らかにしています。
USDTはデジタル資産エコシステムの重要な要素であり、暗号資産取引所の流動性の主要な形態として機能しています。
最近、テザーは制裁やマネーロンダリング防止法に違反した可能性についての捜査を受けていると報じられましたが、同社はこれを否定し、米国債の大口購入者としての立場を強調しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/54518460a51f85569576fb09e27a0ac89703c175