習近平氏が国防費削減を表明し、軍の汚職摘発を加速。新たな戦闘力の構築を目指す。
要約すると中国の習近平国家主席は、膨張を続ける国防費にメスを入れる方針を示しました。
8日に開催された全国人民代表大会の全体会議において、習氏は国防支出の無駄を削減し、人工知能(AI)などの先進技術を活用した「新しい質の戦闘力」の構築を急ぐ意向を表明しました。
これは、2027年に向けた「建軍100年奮闘目標」の達成を目指し、軍の近代化を推進するための体制強化を進める一環です。
習氏は7日の軍代表団の会議で、軍に「少なくない問題」があると不満を述べ、軍の綱紀粛正を図る考えを示しました。
全体会議では、軍制服組のトップである何衛東副主席が緊張した様子で会議に臨み、習氏の強い意向が伝わってきました。
中国の国防予算は1995年以降31年連続で前年を上回り、公表された額は世界第2位に達しています。
2025年の予算額は前年比7.2%増となり、中央政府予算の伸び率を上回っています。
軍の存在感が高まる中、戦略ミサイルを運用するロケット軍や装備調達部門では汚職が拡大しており、昨年には国防相経験者が共産党籍を剥奪される事態も発生しました。
習氏は経済の減速と財政の厳しさを背景に、汚職続きの軍の予算拡大が国民の反発を招く可能性を危惧していると考えられます。
軍の腐敗撲滅は、習氏が軍を重視している証とされ、今年2月には軍の規律に関する規定が改定されました。
政府活動報告では、訓練と規律強化を重視する方針が明記され、今後も綱紀粛正が進む見込みです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/217f74ef8b22e23edb8ba7b587ff803c6ed1ffe2