日立がOracle Databaseのクラウド移行支援サービスを開始し、三社連携でベストプラクティスを確立。顧客の要件を明確化し、効率的な移行をサポートします。
このサービスは、日立、日本オラクル、日本マイクロソフトの三社が連携し、国内で前例のない取り組みとして、Oracle DatabaseをAzure環境に移行する際のベストプラクティスを確立することを目的としています。
具体的には、基幹業務におけるDBアクセスパターンをオンライン処理、バッチ処理、大量データ抽出の三つに分類し、それぞれの用途に応じた可用性とパフォーマンスを考慮したシステム構成を提案します。
サービスは顧客の現行システム要件や運用体制をヒアリングし、プラットフォームエンジニアがコストバランスを含めたアセスメントを行うことで、顧客の要件に対する実現性と優先順位を明確にします。
このアセスメントには、日立のミッションクリティカルシステムに関する経験と検証の成果が活用され、検討漏れを防ぎます。
さらに、顧客の業務に基づいた検証を行う際には、インフラ関連の検証を効率化し、業務観点に集中できるよう支援します。
クラウド環境の設計や運用に関しても、過去の経験を基にしたベストプラクティスを確立し、最新技術に対応して更新していくことで、顧客の設計や設定の負担を軽減します。
また、大量の基幹データ移行も、業務影響を最小限に抑える方法で行います。
マルチクラウド運用においては、運用監視や問題解決の支援も行い、顧客の運用効率を向上させます。
日立は、今後もパートナー企業と連携し、最新のクラウド技術やAIとの連携を進め、顧客のデジタル変革を支援していく考えです。
サービスの提供開始は4月1日からで、価格は個別見積もりとなっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/37670f3fad663a2ca988c5d3f5f634c541362115