オーストラリアの男性がチタン製人工心臓を装着し、100日間生存に成功。新たな治療選択肢として期待が高まる。
この男性は、昨年11月にシドニーのセント・ビンセント病院で手術を受け、人工心臓を装着した。
彼は今年2月、人工心臓を装着したまま退院した世界初の患者となり、今月初めに心臓のドナーが見つかるまで生き延びることができた。
この成功は、重度の心不全に苦しむ患者にとって新たな治療の選択肢となる可能性があると評価されている。
BIVACOR社が開発したこの人工心臓は、磁石で固定された浮上ローターを持つ単一の可動部品から構成されており、摩耗しやすい弁や機械式軸受がないため、耐久性が高い。
現在、この装置は試験段階にあり、一般的な使用は認められていないが、心不全患者にとっての希望の光となる可能性がある。
心血管疾患は世界的に見ても主要な死因であり、毎年約1800万人がこの病気で命を落としていることから、この技術の進展は重要な意義を持つ。
また、男性の回復状況も順調であるとのことだ。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/23028df67bd0d621744a3a5b735d56feb6937345
チタン製人工心臓が100日間の生存に成功したことは、医療技術の進歩を示す重要な出来事として、多くの人々に関心を持たれました。
コメントの中では、人工臓器と再生医療の進展が人間の健康寿命やQOL（生活の質）を向上させる可能性に焦点が当てられ、単なる寿命の延長だけではなく、より充実した生き方を追求することが重要であるとの意見が多く見受けられました。
特に、「人生100年時代」と言われる中で、病苦や衰えに耐えるよりも、健康で若々しい生活を送ることが望ましいという考えが強調されました。
さらに、人工心臓の技術が進むことで、将来的には自分のDNAからクローン臓器を作成することが可能になるかもしれないとの期待も寄せられました。
この技術が実現すれば、拒絶反応の問題も解消され、より安全に医療が行えるようになると考えられています。
しかし、同時に倫理的な問題についても懸念が表明され、特に高齢者がこの技術を利用することで高齢化社会が加速するのではないかとの意見もありました。
技術の進歩が人間の寿命や生活にどのような影響を及ぼすのか、今後の医療の在り方についての議論が続くことが期待されます。
ネットコメントを一部抜粋
人工臓器と再生医療の進歩は、人間が有機体である限り、究極の到達点となる技術でしょう。
人工心臓と再生医療には、単なる延命ではなく、生きる時間そのものをより豊かにする技術であってほしいと願います。
クローン技術が進歩すれば、自分のDNAから、クローン臓器も造れるようになるだろう。
今回のは全置換型人工心臓で、右心室と左心室の両方が機能せずにLVADが適応できない患者に使用できるという事になりますね。
もし将来的に日本に導入されることになったとしてもとんでもなく高価な製品になると思います。