名古屋のRainTechが「デジ防マップ」を導入し、地域防災を身近にする取り組みを開始。情報共有で安全な地域づくりを支援。
要約すると名古屋市昭和区に拠点を置く防災テックベンチャー、RainTech(レインテック)が、地域の安全を「自分ごと」にするための新しいアプローチを提案しています。
2024年3月から運用を開始する「デジ防マップ」は、利用者が危険を感じる場所や魅力的なスポットをアイコンでピン止めして投稿し、情報を共有できるデジタル地図アプリです。
このアプリは主に小中学校向けに防災教育のツールとして提供され、利用者がタブレットを持ちながら街を歩き、危険を感じた場所を地図上に入力し、写真をアップロードすることで情報をリアルタイムで共有することができます。
授業の一環として、専門家による講義を受けた後にマップを使用して地域を探索することができ、教員の管理下で利用するための学校アカウントも提供されます。
すでに愛知県刈谷市の市立依佐美中学校で実証実験が行われ、導入実績を積む計画が進行中です。
藤井聡史CEOは、自分の住む地域を教材として活用することで防災への関心を高め、地域活性化にも寄与することを目指しています。
また、彼がこの事業を立ち上げたのは、静岡県熱海市での土石流災害を受けたもので、災害による悲しみをなくすための思いから始まりました。
藤井氏はエンジニアとしての経験を生かし、IoT技術を駆使した雨量計の提供なども行っています。
幅広い世代が防災に参加しやすい環境を整え、デジタル技術を利用して防災を身近な存在にする挑戦が続いています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1b5545a97bdf69948e1d9a85a0b34ec9fd5bd528