韓国憲法裁判所が弾劾審理に98日を要し、国政の空白を長引かせたことに批判が集中。専門家は迅速な判断を求めている。
要約すると韓国憲法裁判所は、崔載海監査院長と3人の検事に対する弾劾を棄却したが、その結論を出すまでに98日を要した。
この遅延は、国政の空白を長引かせたとして法律専門家から厳しい批判を受けている。
弾劾訴追は昨年12月に野党によって行われ、審理は崔監査院長が1回、検事が2回の弁論で終了したにも関わらず、憲法裁判所は1カ月以上も宣告を出さなかった。
専門家は、このような単純な事案を引き延ばした憲法裁判所の対応を問題視し、国政の空白を助長する結果になったと指摘している。
また、憲法裁判所法では弾劾審判の結論を受理日から180日以内に出すことが求められているが、これは義務ではなく、事案によっては長引くこともある。
最近の事例では、2023年7月に李祥敏元行政安全部長官の弾劾が167日、李真淑放送通信委員長が173日かかり、安烔完検事と李廷燮検事に至ってはそれぞれ252日と270日もかかっている。
高麗大学の教授は、弾劾訴追の理由が深刻でない事案については1~2カ月で結論を出すべきだったとし、憲法裁判所の判断の遅れが国の損失を拡大させると警鐘を鳴らしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3f70c47d18e4dac033529fdf34715bbcdea0781d