東京都内での賃貸物件の入居申込時に内見を行わない割合が、2年間で1.4倍に増加し、60.2%に達しました。これは、引っ越しシーズンの需要とコロナの影響が要因です。
具体的には、2023年2月の調査では43.4%だった内見なしの申込割合が、2024年には50.9%、2025年には60.2%に達し、ついに6割を超える結果となりました。
この増加は、特に入学や就職、転勤などの理由で引っ越しが多くなるシーズンに顕著です。
イタンジは、アフターコロナによる出社回帰や、家賃や転居費用の高騰が影響しており、入居希望者が条件に合う物件を見つけるのが難しくなっていることが要因だと指摘しています。
また、コロナ禍で普及した「オンライン内見」に関しては、遠方に住む人々や忙しい人々のニーズに応える形で需要が維持されていることも明らかになりました。
LIFULLによる調査では、2023年の繁忙期と比較してオンライン内見の需要は「変わらない」との回答が44.83%に達し、「増えた」との回答も29.66%と一定の割合を占めています。
この調査はイタンジの「申込受付くん」を通じて行われ、合計29,521件の申し込みが分析されました。
調査結果は、賃貸市場における新たなトレンドを示しており、今後の不動産業界における戦略にも影響を与える可能性があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/db8ff115392972ea4a4c0fef80e629938c491df6
東京都内での賃貸入居申込において、内見なしで契約するケースが増加しているというニュースに対し、多くのコメントが寄せられました。
多くの人々は、特に人気のある物件では内見ができない状況に困惑していました。
例えば、良い物件はすぐに申し込みが入るため、実際に部屋を見ずに契約することが一般的になってしまったという意見がありました。
過去には、内見を行い周囲の環境も確認することが当たり前だったため、今の状況に驚く声もありました。
また、オンライン内見では騒音や臭いといった重要な要素が確認できないため、実際に物件を見ないことに対する不安も強く表れていました。
特に、引っ越しに伴う初期費用や引っ越し代を考えると、慎重に物件選びをしたいという意見が多くありました。
さらに、単身者の中には、仕事の都合で内見に行けないため、オンラインでの確認を選ぶ人も多いようです。
全体として、内見なしでの契約に対する賛否が分かれ、物件選びの難しさを感じている人が多かったという印象を受けました。
ネットコメントを一部抜粋
1階は空いていたが、2階は2カ月後の退去待ちのケースがありました。
今はオンライン内見が出来ると言っても、実際に見るのとは全然違うだろう。
良い物件は出てすぐに申し込みがあるので、内見は全然出来ない状況です。
引っ越し代や初期費用も考えれば何十万円もの出費をオンラインで済まそうという考え方が理解できない。
人気あるところはそもそも内見できないんですよね。