ソニーグループがNFTと盆栽を融合させた新プロジェクトを始動。実物アートの販売や管理の課題を解決し、新たな価値を創出する試みが注目されています。
要約するとソニーグループ傘下のSNFTが、実物アートとNFTを結びつける「SNFTデジタルフィジカルアート」プロジェクトを始動しました。
このプロジェクトでは、盆栽師の平尾成志氏による作品「曲」と「線」がNFT化され、販売される予定です。
3月7日には都内で記念イベントが開催され、平尾氏が盆栽アートパフォーマンス「“爻:MAJIWARI”」を披露しました。
また、ソニー銀行の赤石智哉氏が盆栽とNFTの親和性やプロジェクトの展望について議論しました。
赤石氏は、アート作品の保管や売買に関する課題をNFTで解決することができると述べ、NFTと実物アートの所有権を結びつけることで管理負担を軽減する仕組みを導入したと説明しました。
さらに、NFTはデジタルとリアルをつなげ、流動性の低いリアルアセットに新たな価値をもたらす可能性があるとのことです。
平尾氏は、自身の作品について「自然が生み出す曲線と人間が作る直線」をテーマにしており、人と自然との関わりから生まれる価値を表現しています。
まじすけ氏は、盆栽の成長をブロックチェーン技術で記録することにより、その価値を広く伝えることができると指摘しました。
作品「曲」と「線」は、税込み500万円で3月31日から販売され、購入者は盆栽園「成勝園」で専門家による管理を受けることが可能です。
二次流通は大手NFT取引サイト「OpenSea」で行われる予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d443a3eaf694fb93a4119f285747c5bdb59c095d