日本の失業率が2.4%に低下する一方、非正規雇用の増加や賃金の伸び悩みにより「働いているのに稼げない」人が増加しています。
しかし、失業率が低下しているにもかかわらず、実質的な生活の質は向上していないという矛盾が存在しています。
特に、「働いているのに稼げない」と感じる人々が増加しており、その背景には非正規雇用の増加や賃金の伸び悩みがあります。
厚生労働省のデータによると、2024年には非正規雇用者の割合が36.8%に達し、2009年の33.7%から増加しています。
非正規雇用者は正規雇用者に比べて賃金が低く、平均年収は正規の530万円に対して202万円と大きな格差があります。
このような状況では、生活の不安定さや社会保険未加入といった問題も顕在化しています。
特に、非正規雇用を希望しながらも実現できない「不本意非正規雇用者」は全体の8.7%に達し、彼らの生活基盤は脆弱です。
また、物価の上昇も実質賃金の改善を妨げており、2024年10月には基本給が前年同月比2.7%増と報じられたものの、物価の上昇により実質的な生活改善には繋がっていません。
この状況を打破するためには、非正規雇用者の待遇改善や正規雇用への転換支援が求められています。
政府や企業は賃金引き上げや労働条件の整備、スキルアップのための研修提供など、多角的なアプローチが必要です。
また、労働者自身もキャリア形成やスキル向上に努めることが重要です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2d52ae774372e303efec1355c822987ac490f7f9
今回のコメントでは、日本の失業率が低いことが評価される一方で、年収の現状に対する不満が多く寄せられていました。
特に非正規雇用者の生活が厳しいという意見が多く、時給2000円の派遣社員でも年収が低く、生活に余裕がないといった具体的な数字が示されていました。
さらに、物価の上昇が賃金の上昇を上回っているため、実質的な生活水準が下がっていると感じている人が多いようです。
格差の拡大も大きなテーマで、特に大企業と中小企業、正規雇用と非正規雇用の間での賃金の差が指摘されていました。
コメントの中には、能力のある人がより高い賃金を得られるようにするべきだという意見もありましたが、それが非正規雇用者の生活を脅かす可能性も懸念されていました。
また、税金や社会保険料が高く、手取りが減少していることへの不満も多く見られ、生活を圧迫していると感じる人が多かったです。
全体として、失業率の低さは評価されるものの、年収や生活の質に対する不安が強く、改善が求められている状況が浮き彫りになっていました。
ネットコメントを一部抜粋
結局、派遣社員や契約社員といった非正規雇用だと、年収は少ないので生活は苦しいケースが多かった。
「働いているのに稼げない」言い換えれば「今貰っている給料では不満だ」と感じていたのは、日本人だけではなく万国共通だった。
一方で大手商社などは、普通に「年収3000万」なんて平気で稼いでいたりした。
日本という国は失業していたら現金で仕事を継続できるとかそういうシステムはかなり少なかった。
失業率が低いのも年収が上がらない原因だったと思う。