山形鉄道が約1億円の不正送金被害を受け、山形銀行をかたる不審電話が県内で相次いでいる。フィッシング詐欺の可能性があり、注意が呼びかけられている。
この事件は、山形銀行やその法人向けインターネットバンキング「ネットEB」を名乗る自動音声電話によって引き起こされたもので、県内の企業に対しても同様の不審電話が多発している。
山形鉄道は、3月10日にこの不審電話を受け、結果として大きな金銭的損失を被った。
フラワー長井線は、山形鉄道が運営し、運行経費は同社が負担、鉄道施設の維持・修繕経費は山形県と沿線の2市2町が受け持つ「上下分離方式」で運営されている。
この不正送金事件について、山形鉄道は県や関連する市・町に被害を報告し、今後の対応を協議中である。
山形県議会でもこの問題が取り上げられ、県は現在調査を進めていると述べた。
岸威顕地域交通・物流対策主幹は、山形鉄道と沿線の2市2町、置賜総合支庁を中心に、被害の影響を考慮した対応を検討していると発言した。
また、今回の事件はフィッシング詐欺の一種で、案内に従うとフィッシングサイトに誘導され、企業の情報や銀行取引に必要な情報が犯人に知られることになる。
山形銀行は、自動音声による案内を行っていないため、注意を呼びかけており、フリーダイヤル「0120-170-585」での問い合わせを受け付けている。
このような不正行為に対する警戒が求められている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3fd3e54cf674c628abe2d318f23dd05b78a8f2a8
山形鉄道が不正送金の被害に遭ったことについて、ネットのコメントでは様々な意見が寄せられました。
まず、自動音声の電話に対する認識が重要であるという指摘がありました。
特に、山形銀行が自動音声を使用していないことを考慮し、違和感を感じるべきだったという意見がありました。
また、社長のコメントが県民の税金が奪われたことを忘れているように聞こえ、残念に思った人もいました。
詐欺が蔓延している中で、企業の管理体制が強化されていないのではないかとも疑問視されていました。
さらに、田舎の企業が被害を受けやすい理由として、経理担当が一人で業務を行っていることや、情報に疎い高齢者が多いことが挙げられました。
また、企業ガバナンスに対する疑念も表明され、損害を税金で補填するのは問題であり、企業の努力で解決すべきだとの意見もありました。
一方で、詐欺に引っかかる人がいる限り、こうした犯罪が増加するのではないかという懸念もありました。
従業員の責任についても疑問が呈され、引っ掛かった従業員が何の責任も負わないのかという意見も見受けられました。
最後に、こうした事件が実際に起こることに対する驚きや、担当者に対する厳しい声もありました。
ネットコメントを一部抜粋
自動音声でかかってきた電話をおかしいと思うか思わないか、が分け目だったな。
田舎の企業であればあるほど被害を受けやすい。
山形鉄道の企業ガバナンスを疑います。
こんなのに騙される奴がいるから、余計にこういう犯罪が頻繁に起こる様になる。
引っ掛かった従業員は1円も払わないの?