日本熊森協会が鳥獣保護法改正案に反対し、クマの絶滅危機を訴えています。捕殺では根本的解決にならないと警告。
この改正案では、クマを「危険鳥獣」と定義し、特定の条件下で市街地での銃猟を可能にする内容が含まれています。
協会はこの新たな定義がクマの捕殺を促進し、最終的には絶滅を招く恐れがあると警告しています。
会見では、室谷悠子会長が「森林破壊によりクマが住処を失い、里に出てくるのが現状。
捕殺は根本的な解決にはならない」と強調しました。
彼女は、クマが人に近づかないようにするための柵の設置や、集落との境界をクマに学ばせることが重要だと訴えました。
さらに、岩手県花巻市の猟友会長、藤沼弘文氏は、クマは餌がないと繁殖できないため、繁殖に時間がかかることを指摘し、捕殺が解決策ではないと述べました。
また、北海道猟友会の後藤勲氏は、クマが人里を襲うことは稀であり、アイヌ民族がクマを山の神として敬ってきた文化も紹介しました。
この改正案では、市町村長が人の日常生活圏にクマが現れた際に発砲の判断を行うことが求められていますが、これに対して多くの専門家や保護団体が懸念を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aee61151a443c4b4344929f9642f7b50bd5ca07e
コメントの中では、クマの絶滅危機や鳥獣保護法改正案に関する様々な意見が交わされました。
多くの人々は、クマの生息数が増加している現状を指摘し、特に人里に出没するクマとの共存が難しいと感じていました。
クマが人を襲う事件が増えていることから、駆除が必要であるとの意見が多く、保護団体に対しても批判的な声が上がっていました。
さらに、保護団体が実際の現場での対策を行っていないとの指摘や、駆除の基準を緩めることが絶滅に繋がるのではないかという懸念もありました。
また、自然との共存についての難しさや、地域の安全を最優先に考えるべきとの意見もあり、クマの生息域の管理や人間の生活環境の変化についても言及されていました。
全体として、クマの保護と人間の安全のバランスをどう取るかが大きなテーマとなっていました。
ネットコメントを一部抜粋
『クマが積極的に人里で襲ってくることはない』
『ツキノワグマは絶滅の危機に瀕している』
『市街地に出没した熊に関しては積極的に駆除し』
『人間を犠牲にして熊を保護するのではなく』
『熊の生息数は増えており、実際に被害が出ている』