名古屋と豊橋を結ぶ名豊道路が全線開通したが、実際には渋滞が発生し、期待されたスムーズな移動が難しい状況が続いている。多くのドライバーが渋滞疲れを訴えている。
この道路は信号がなく、名古屋から豊橋まで約1時間で移動できるとされていますが、実際に走ってみるとその現実は異なりました。
名豊道路の事業は1972年に始まり、半世紀以上の年月を経ての開通です。
無料で利用できるこの道路は全長72.7キロメートルで、名古屋市から豊橋市までのスムーズな移動が期待されていました。
ところが、実際に豊明ICから蒲郡バイパスを経由して道の駅とよはしを目指したところ、早速刈谷市で渋滞に遭遇しました。
法定速度60キロの道路でありながら、実際には40キロでしか進めない状況が続きました。
安城市では一時的に渋滞が解消されたものの、西尾市に入ると再び長時間の渋滞に見舞われ、完全に流れが止まる場面もありました。
運転手たちからは、これまでの経験にないほどの渋滞が発生しているとの声が上がり、特に西尾東ICから片側1車線に合流する地点での混雑が顕著でした。
午前11時50分にはストップウォッチを止め、幸田町の道の駅「筆柿の里・幸田」に立ち寄ることにしました。
この道の駅は開通の影響で利用者が通常の1.5倍に増えており、駐車場が不足する事態が発生しています。
道の駅の駅長によれば、開通による人の流れが急増し、慢性的な渋滞が発生しているとのことです。
また、ドライバーたちからは渋滞疲れの声が多く聞かれ、特にトラック運転手からは不便になったとの意見が寄せられています。
取材班も休憩後に再び走り始めましたが、さらに新しい蒲郡バイパスでも渋滞が続いていました。
このように、名豊道路の開通は期待されたスムーズな移動を実現するどころか、渋滞の新たな要因となっていることが明らかになりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7bc8fdd8fba4916de21e2fe1f53f865c7493d651
名豊道路全線開通後の渋滞状況についてのコメントは、開通前からの懸念が現実のものとなったことが伺えました。
多くの利用者が、特に朝夕のラッシュアワーにおける渋滞の深刻さを指摘し、片側2車線が1車線に絞られる合流地点での速度低下が混雑の原因であると述べていました。
さらに、知立バイパスや新名神の交通量が慢性的に多いことから、混雑を避けるためには走行時間を工夫する必要があるという意見もありました。
開通によって交通量が増加したため、西尾から名古屋方面の片側1車線では捌ききれない状況が続いているとの指摘もあり、計画段階での需要予測の誤りや予算不足が原因ではないかと考える人もいました。
開通初日の利用者からは、夜間のスムーズな通行が報告される一方で、日中は渋滞が発生しやすいとの意見が多く、特に大型トレーラーの存在が渋滞を引き起こす要因であるとされました。
全体的には、開通による交通の利便性向上が期待される一方で、渋滞問題が依然として解決されていないことに対する不安が多くのコメントに反映されていました。
ネットコメントを一部抜粋
朝夕のラッシュアワーは片側2車線が1車線に絞られてると混むのは当然。
開通前は蒲郡ICから南下するルートが12分短縮された。
交通容量が全く足りてないと感じる。
今は蒲郡IC〜前芝IC間は下道の方が早い。
全線開通前から渋滞は発生していた。