韓国経済が輸出鈍化や内需不振に直面し、景気の下押し圧力が増加しているとの報告が発表されました。
要約すると韓国の企画財政部が発表した経済動向報告書（グリーンブック）3月号では、韓国経済に対する懸念が高まっていることが示されています。
報告書では、国内外の不確実性が拡大し、輸出増加傾向が鈍化していることから、景気の下押し圧力が増加していると分析されています。
特に、消費や建設投資など内需の回復が遅れており、脆弱な部門における雇用問題も続いているとの見解が示されています。
これまでの報告と同様の内容が多い中で、「輸出増加傾向の鈍化」という新たな表現が追加されていることが注目されます。
尹錫悦大統領が「非常戒厳」を宣言した昨年12月以降、4か月連続で景気の下振れリスクや下押し圧力に言及しており、経済の先行きに対する懸念が強まっています。
具体的なデータとしては、1月の全産業生産が前月比で2.7％減少し、2020年2月以来の低水準となりました。
鉱工業生産は2.3％減、サービス業は0.8％減、建設業は4.3％減と、全体的に内需が不振であることが明らかです。
さらに、設備投資は14.2％減少しており、経済の先行きに対する不安が高まっています。
政府は2月の小売販売に関して、クレジットカード決済額の増加や自動車販売の増加がプラス要因として働くと見ていますが、輸出の鈍化が懸念されており、2月の1日平均輸出額は前年同月比で5.9％減少しました。
全体として、韓国経済は厳しい状況に直面しており、回復の兆しが見えにくい状況です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4f770087294596754e90625804f65665e16ad0f7