米サークルがUSDCをイーサL2「リネア」にネイティブ対応。流動性問題の解決や価格安定性向上が期待される。
発行元の米サークル(Circle Internet Financial)は、2023年3月5日にこの対応を明らかにし、今回のネイティブ対応は「ブリッジドUSDCスタンダード(Bridged USDC Standard)」に基づく初の事例となります。
この標準規格は、ブリッジ型の「USDC」からネイティブ型へのシームレスな移行を可能にし、同じブロックチェーン上に複数の「USDC」が存在することによる流動性の分散や混乱を解消することが期待されています。
ネイティブ型の「USDC」は、サークルが公式に発行するもので、常に米ドルと1対1で償還可能であり、価格がドルから乖離するリスクが低いという特性があります。
さらに、サークルは「クロスチェーン転送プロトコル(CCTP)」のV2も「リネア」に対応させる計画で、これによりネイティブ「USDC」は合計19のブロックチェーン上で発行されることになります。
現在、ネイティブ型「USDC」はイーサリアム、ソラナ、アルゴランドなどの18チェーンで発行されており、CCTPは11のチェーンに対応しています。
これにより、ネイティブ「USDC」は110のルートで転送可能になる見込みです。
リネアは、米コンセンシスが開発したL2スケーリングソリューションであり、2023年8月にメインネットがローンチされました。
今回のアップグレードは、USDCの利便性を向上させる重要なステップといえるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/abc4790e76f2c15d1cb6d8cd15794618cfa00b1f