イーサリアムが1900ドルを割り、DeFiローンが清算の危機に直面。約191億円相当のETHが担保となっており、急落が影響を及ぼしています。
この影響で、分散型金融(DeFi)プラットフォームのSkyにおいて、約191億円相当のETHを担保とした大規模なDeFiローンが清算の危機に瀕しています。
具体的には、借り手が約1億3000万ドル相当の6万5680イーサリアムを担保に7400万ドル相当のステーブルコイン「ダイ(DAI)」を借り入れている状況です。
イーサリアムは急落前は低迷しており、10日には約10%落ち込み1820ドルとなりました。
この価格は、同ローンの清算レベルである1900ドルを下回るものでした。
借り手は、ビットフィネックスから約400万ドル相当の2000イーサリアムを引き出し、Skyのボルトに預け入れることで清算を回避しました。
この行動により、清算レベルは1875ドルに引き上げられましたが、現在のイーサリアムの価格を上回っているため、依然として危険な状況が続いています。
さらに、DefiLlamaのデータによると、他にも清算レベルが1857ドルのローンが約1360万ドル、1780ドルで清算されるローンが1億1700万ドル相当存在しており、イーサリアムがさらに20%下落した場合、合計で3億6600万ドル相当のローンが清算される可能性があります。
DeFiにおける清算は、プロトコルが担保を売却または競売にかけることによって、売り圧力をさらに悪化させ、担保資産の価格に大きな影響を与える恐れがあります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d33579a76c1966d949a846a9b33db5f421b617ea
イーサリアムの急落は、DeFiローンの清算危機が影響しているとの見方が多く、投資家たちの不安感が高まっていました。
特に、イーサリアムやリップルに対して「無くても困らない」との意見があり、これらの通貨が真の価値を持つのか疑問視されるコメントが目立ちました。
ビットコインに対する信頼感が強く、ビットコインだけを購入すれば良いとの意見もありました。
また、暗号資産を担保にした取引が日本のバブル期のような状況を引き起こす危険性が指摘され、上昇が続く限りは良いが、逆回転した際のリスクを懸念する声もありました。
さらに、電力問題に対する見方や、BTCの強さが歴史と知名度によるものとの意見もありました。
今回のバブルが終了したとのコメントや、次回のバブルが来るのはオワコンとされる通貨たちであるとの指摘もあり、全体的に市場の様子が変わってきていると感じている人が多かったようです。
精神的に厳しい状況にある投資家も見受けられ、全体的な不安感が漂っていました。