農林水産省が実施した備蓄米の初回入札で、94.2％が落札され、価格抑制が期待されています。江藤農水相は結果に安堵し、流通の円滑化を図るため追加入札も計画中です。
今回、放出対象となった15万トンのうち、94.2％に当たる14万1796トンが落札され、平均落札価格は60キロ当たり2万1217円となりました。
この結果に対し、江藤拓農水相は「ほっとしている」と述べ、備蓄米の放出がコメの流通促進と価格下落につながることに期待を寄せています。
さらに、残った分を含め、今月中に追加で7万トンの入札を実施する方針も示されており、流通の円滑化を図るための措置が講じられています。
宇都宮大学の小川真如助教は、今回の入札結果を評価し、9割以上の落札があったことで不足感の解消と価格高騰の抑制が期待されるとコメントしました。
しかし、備蓄米の引き渡しが3月半ばに予定されているため、運送ドライバー不足による流通コストの上昇が懸念されています。
また、備蓄米の倉庫が東日本に多く存在するため、地域によって小売価格に差が生じる可能性も指摘されています。
農水省は、初回の15万トンと追加の6万トンを合わせた計21万トンの備蓄米を放出する計画を立てており、初回入札は10日から12日にかけて実施され、大手の集荷業者7社が参加しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c98fc7788e7f0fc7ecfdcb9d7edd21a3bd20eb49
今回の「備蓄米放出入札結果と価格抑制の見通し」に関するコメントは、JA（農業協同組合）が落札したことに対する期待や懸念が多く見られました。
JAが落札した米を自らの備蓄米から供給することに対して、利益を得る構造に疑問を持つ声もありました。
特に、米の価格が下がらないことに対する不安が強く、政府や農水省の対応に対する批判も多く寄せられました。
入札の結果が市場に与える影響についての意見もあり、供給過多にならなければ価格が下がらないのではないかとの懸念が示されました。
また、給食や病院の食事にお米が足りることを期待する声もあり、国民生活に直結する問題として真剣に取り組むべきだという意見が多く見受けられました。
さらに、農水省の発言や政策に対する不満もあり、米の価格安定を目指す姿勢が求められていました。
全体として、米価の安定を望む声が強く、今後の対応次第で国民の生活に大きな影響を与えることが懸念されていました。
ネットコメントを一部抜粋
各地のJAが落札しましたね。
米騒動が社会問題になる前に、外国人が米を何俵でも売ってくれと頼まれた。
農水省は入札が終わったからと言ってホッとせずに今度は末端価格にまで注意の目を注ぐべき。
今回の放出で今足りなくて困っている給食や病院の食事にお米が足りることを望みます。
入札するということはより高い値段をつけた相手に引き渡すということで、コメの値段を下げるという目的に反している気がする。