闇バイトの犯罪が増加する中、応募者が簡単に指示役を信じる心理を解説。SNSを利用した巧妙な詐欺の実態を伝えています。
特に、応募者がどのようにして指示役を簡単に信じ込むのか、その心理面に焦点を当てています。
記事では、愛知県岩倉市での実際の事件を例に取り上げ、指示役がどのように応募者を巧みに騙していくのかを詳細に解説しています。
事件の発端は、マンションのポストに配布されたチラシで、家賃のオンライン支払いを促す内容でした。
そこにはQRコードがあり、実際には闇バイトの首謀者が管理する口座へと誘導されるものでした。
この首謀者は、LINEを通じて応募者に対し、最初は丁寧な言葉遣いで接触し、「面白い案件」として詐欺行為に加担させようとしました。
具体的には、特定口座に振込を行い、その後不正利用されることで補償金を得るというスキームを提案しました。
このような巧妙なメッセージに引き込まれた30代の無職女性は、45万円を振り込むことに同意します。
しかし、入金後、首謀者は既読スルーをし、脅迫的なメッセージを送りつけてきました。
彼は、警察に通報するぞと脅し、口止め料としてさらに10万円を請求しました。
結局、女性は55万円を振り込み、警察には「バカなことをした」と語ったとされています。
この事件は、SNSを利用した詐欺の巧妙さと、心理的な操作によって人々がどのようにして犯罪に巻き込まれていくのかを示す一例です。
社会が進化する中で、SNSの影響力が強まる一方で、こうした犯罪から身を守るためには、より一層の注意が必要であることを訴えています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/89cc705ffc918abda16b95f5999656c83e5e56fb