グリーンランドの総選挙が11日に行われ、トランプ大統領の編入提案が国際的な注目を集めている。首相再任を狙うエーエデ氏が率いる政党が支持を得ており、独立問題が焦点となっている。
人口約5万6千人のデンマーク自治領であるグリーンランドは、独立問題を巡る議論が続いており、特にアメリカのドナルド・トランプ大統領がグリーンランドの編入を提案したことが、今回の選挙を国際的な関心事にした。
選挙では、グリーンランド議会の31議席を争うため、6つの政党から213人の候補者が立候補している。
現在の連立政府を率いる「イヌイット友愛党」(IA)のムテ・エーエデ首相は再任を目指しており、選挙結果の予測は難しいが、1月の世論調査では31%がIAを支持していると報告されている。
エーエデ首相は、党内の団結を強調し、4月に予定されていた選挙を前倒しして実施した。
トランプ大統領のグリーンランド編入の主張が続く中、議会を掌握することで対米交渉力を強化し、独立の支持基盤を広げる狙いがある。
1月の調査では、グリーンランド人の85%がアメリカ編入に反対しているが、デンマークからの完全独立を望む声も高い。
エーエデ首相は、グリーンランド人としてのアイデンティティを強調し、未来は自らの手で決めるべきだと強調した。
主要政党はデンマークからの独立を支持しているが、その時期や方法については意見が分かれている。
IAは長期的な独立を目指し、デンマークへの依存度を減らすことが必要だと主張している。
一方、シウムット党は住民投票による独立推進を公約に掲げている。
ナレラク党は独立を支持しつつも、アメリカとの協力の可能性も残している。
専門家は、グリーンランド経済がデンマークの補助金に依存している現状を考慮すると、実質的な独立には時間がかかると指摘している。
どの政党が勝利しても、トランプ大統領の関心を利用してデンマークとの関係を再構築することが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/84f79182de248a027a918cf5b9b9b43efc971259