紀伊國屋書店の高井会長と作家の今村翔吾氏が、出版業界の改革と未来について語り、作家に戦力外通告が必要との意見を述べた。新会社設立による直接取引が利益率改善のカギと強調。
要約すると紀伊國屋書店の高井昌史会長と作家で書店経営者の今村翔吾氏が、出版業界の未来と構造改革について語り合った。
彼らは、出版不況を打破するために書店の役割を見直し、業界全体での新たな挑戦が必要であると強調した。
特に、高井会長は、紀伊國屋書店が設立した新会社「ブックセラーズ&カンパニー」による出版社との直接取引の試みが、書店の利益率を向上させる鍵になると述べた。
この新しい取り組みは、書店が仕入れと販売に責任を持つことで返品率を抑え、利益を拡大することを目指している。
今村氏は、作家の立場からも業界の厳しさを語り、成功しない作家には「戦力外通告」が必要だと提案した。
彼は、出版界には不必要に続けることができる作家が多く、その結果、次のステップに進めない人がいると指摘した。
作家が自分のキャリアを見直す機会を持つことが重要であり、そうすることで新たな道を見つけることができると主張した。
彼自身も、もし自分が結果を出せなければ次の道を探す覚悟があると語った。
両者は、業界全体での構造改革が求められる中、書店や作家が共に新しい挑戦を行うことが、出版業界の活性化につながると結論づけた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5944b62df769858a5443e18a8aa8f2b8cbb6c560