深作健太演出の舞台「ルル‐地霊・パンドラの箱‐」が2024年12月に上演。大浦千佳が主演し、時代に翻弄される娼婦ルルの物語を描く。チケット一般販売は11月23日から。
要約すると深作健太が演出を手がける舞台「ルル‐地霊・パンドラの箱‐」が、2024年12月18日から22日まで東京のシアター・アルファ東京で上演される。
この作品は、深作組が2021年から続けているドイツ戯曲の上演の一環であり、“ドイツ・ヒロイン3部作”の第2弾にあたる。
フランク・ヴェデキントの「ルル」を基にした本作は、「地霊」と「パンドラの箱」の2編から成り、娼婦ルルが時代に翻弄されながら男たちを破滅へと導く物語が描かれている。
翻訳とドラマトゥルクは大川珠季が担当し、主演のルル役には大浦千佳がキャスティングされた。
大浦は自身の役に対する緊張感と期待感を語り、深作組の信頼できる仲間たちと共に全力で取り組む意気込みを示した。
また、アルヴァ役を演じる市川蒼は、声優として初めての舞台出演に対する新鮮さを感じているとコメント。
深作は、物語の背景を1917年から1933年の二つの世界大戦の時代に置き換えて上演することを明かし、現代との関連性を持たせることで、観客に平和への祈りを届けたいと語った。
チケットの一般販売は11月23日から開始され、一部公演ではトークショーも行われる予定だ。
ルルの物語は、19世紀末に発表された当時から問題作とされ、現代でも多くの議論を呼ぶ内容である。
深作組はこの作品を通じて、観客に新たな演劇体験を提供することを目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dc0eeaa0d9c3bab8ba370c7f4d3d1c4d1b4ea296