スラドとOSDNが2023年3月31日にサービスを終了することが発表されました。受け入れ先を探していたものの、交渉が進まないまま終了が決定。関連ドメインは将来的に新サービスで利用される可能性があります。
要約するとコンピュータやオープンソースソフトウェア(OSS)関連の情報を提供していた掲示板サイト「スラド」と、そのホスティングサービス「OSDN.net」が、2023年3月31日にサービスを終了することが発表されました。
この発表は、スラドが3月15日に行ったもので、両サービスは新たな受け入れ先を探していたものの、事業を持つ中国のOSCHINA(Open Source China)が終了を決定したことが背景にあります。
終了の理由として、スラドは「コメントを得ることができなかった」と説明しています。
スラドは2001年に設立され、その運営はこれまでにVA Linux Systems日本法人やサンブリッジ子会社のOSDN、アピリッツ、そして中国のOSCHINAと移り変わってきました。
2022年にOSCHINAに移行した後、スラドとOSDNの閉鎖計画が進行しましたが、スラド編集部がサイトの分離を提案し、受け入れ先を探すことになりました。
OSCHINAは受け入れ先募集に際して「支払った経費を回収したい」との意向を示していましたが、サーバ費用の比率が確定しないまま時間が経過し、交渉が進まないまま終了が決定されました。
サービス終了後は、関連するドメインネームは全てOSCHINAが保持することになり、将来的には新たなサービスで利用される可能性も示唆されています。
スラドとOSDNの終了は、長年にわたり多くのユーザーに愛されてきたサービスの終焉を意味し、今後の動向が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2593a403ba7adf0353ea907e685ab4b6352f9783