日立ソリューションズがSRE実践を支援する新ソリューションを発表。運用システムの可視化を通じて、企業の運用コスト削減と効率化を図ります。
このソリューションは、2023年3月18日から提供が開始され、価格は個別見積もりとなります。
SREはシステムの信頼性を保ちながら、可視化されたデータに基づいて運用コストの削減や効率化を図る手法です。
新たなソリューションでは、オブザーバビリティの導入を通じて、企業がSREを実践するための支援を行います。
具体的には、「New Relic」などのオブザーバビリティプラットフォームを活用し、ブラウザーやスマートフォンからの操作、ネットワーク、インフラ、アプリケーションに関する情報を可視化します。
これにより、システムの障害分析だけでなく、運用の効果的な分析と改善が可能になります。
日立ソリューションズは、企業のニーズや予算に応じて最適なツールを選定し、システム運用の自動化を段階的に進めます。
また、システムパフォーマンスや運用実態、改善効果を監視できるダッシュボードや、同社エンジニアによる定期的なレポートも提供され、エンジニアが長期的にSREプロセスを導入し、社内への浸透を支援します。
SREは、システムの信頼性を維持しつつ、現代のITに求められる変化のスピードに対応するために米国のIT企業で広く採用されていますが、日本企業ではまだ十分に普及していないとされています。
その要因として、社内エンジニアの不足や内製化の困難さ、急激な運用変更への抵抗感などが挙げられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7f06171ad9e547b1b92e67a020654978db9f325b