韓国の尹大統領に対する弾劾審判が近づき、賛成派と反対派の集会がソウルで活発に行われている。市民団体や政党がそれぞれの立場を主張し、国民の関心が高まっている。
要約すると韓国の尹錫悦大統領に対する弾劾審判が憲法裁判所で今週後半に決定される見通しとなり、ソウルの光化門広場やその周辺では賛成派と反対派の集会が平日にもかかわらず活発に行われている。
尹大統領の即時罷免を求める市民団体「尹錫悦即刻退陣・社会大改革非常行動」は、政界や宗教界、女性団体、LGBT団体などの関係者と共に記者会見を開き、罷免の必要性を訴えた。
この団体は、最大野党「共に民主党」やその他の政党が支持する立場を強調し、憲法裁の決定が混乱を早期に終息させると主張している。
同集会には警察の推計で約1200人が参加した。
一方、憲法裁近くでは保守系政党「自由統一党」や「オンマ部隊」などが集会を行い、罷免に反対する声を上げている。
これらの集会には約300人が参加した模様で、支持者たちは弾劾訴追の棄却を求めるリレー記者会見を行っている。
さらに、韓国芸術総合学校の学生も大学の正門前で弾劾に反対する声明を発表した。
集会の中では賛成派と反対派の間で口論や小競り合いが見られたが、警察による逮捕者は出ていない。
尹大統領の運命がどのように決まるのか、そして国民がどのように反応するのか、今後の動向が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9ec474332cc0876e6ce15c918c2de44ba79e94d9