クラーケンが英FCAからEMI認可を取得し、法定通貨を電子マネーとして直接扱えるようになりました。これにより、ユーザーの入出金が迅速化し、プリペイドデビットカードの発行も可能に。EUでも規制されたデリバティブ取引を展開予定です。
要約すると米大手暗号資産取引所クラーケン(Kraken)は、2023年3月10日に英国金融行動監視機構(FCA)から電子マネー機関(EMI)の正式認可を取得したことを発表しました。
この認可により、クラーケンは英国において法定通貨を電子マネーとして取り扱うことが可能となり、ユーザーは外部の決済プロバイダーを介さずに直接法定通貨を受け入れられるようになります。
これにより、取引所のアカウント内に法定通貨を直接保持できるようになり、入出金が迅速に行えるようになるため、ユーザー体験が向上します。
また、EMI認可を得たことで、クラーケンはプリペイド式デビットカードを発行することも可能になりました。
さらに、クラーケンは2023年2月3日にEUで金融商品市場指令(MiFID)ライセンスも取得しており、これによりEU全域での上級トレーダー向けに完全に規制されたデリバティブ取引を提供できるようになります。
クラーケンは今後数カ月内にデリバティブ取引の稼働条件を満たし、実際に取引を開始する計画を立てています。
これまでに、クラーケンはEU加盟国でオランダ、スペイン、イタリア、アイルランドにおいて仮想資産サービスプロバイダー(VASP)の登録を行っており、国際的な展開を進めています。
このように、クラーケンは規制を遵守しながら、ユーザーにとって利便性の高いサービスを提供することを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bcde546e306efe2c4499d2cbb248f5c7b6ed209d