カナダの新首相カーニー氏が初外遊で英仏を訪問し、米国との関税対立を背景に欧州との関係強化を図る。F35戦闘機の購入計画見直しも示唆。
カーニー氏は、トランプ政権下での米国との関税政策の対立を背景に、初の外遊先として米国ではなく欧州を選んだことが注目される。
特に、カーニー氏は米国製F35戦闘機の購入計画の見直しを表明し、欧州製兵器への関心を強めている。
彼は記者団に対し、「経済的、地政学的な危機に直面している」と述べ、信頼できる同盟国との関係強化が重要であると強調した。
また、マクロン氏との会談では、諜報活動や安全保障に関する新たな協力関係を築くことに合意し、スターマー氏とも安全保障分野での協力を確認した。
さらに、チャールズ英国王がカーニー氏と面会したことは、カナダが英連邦の一員であることを象徴的に示しており、トランプ氏の「カナダを米国の州にする」という発言に対する牽制とも受け取られている。
カナダは2023年に88機のF35を導入する計画だが、トランプ政権による25%の輸入関税が影響し、カーニー氏は国防省に契約破棄や機種変更を指示する可能性がある。
代替機種としては、スウェーデンのグリペン、フランスのラファール、欧州のユーロファイターなどが候補に挙がっている。
ポルトガルも米国の不安定な安保政策への懸念からF35導入計画の見直しを検討していることから、欧州全体で米国依存からの脱却が進む可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0e49d368f39cc00cd4f0d51aa8e731466aba92ca
カナダの新首相カーニー氏の初外遊に関するネットのコメントでは、彼の政治的背景や評価、国際的な関係性について様々な意見が寄せられました。
特に、カーニー氏が選挙で選ばれたわけではなく、議員でもないため、その立場に対する疑問がいくつかのコメントで述べられました。
カナダの制度に対する理解が不足していると感じる声もあり、彼が「パフォーマンス重視」で選ばれた可能性について危惧する意見がありました。
さらに、カーニー氏は元イングランド銀行総裁であり、カナダの金融機関で重要な役職を歴任していることから、グローバリストとしての立場が強調されました。
英仏との関係を重視し、方針を合わせることが新首相にとっての重要な課題であるとの見解が示されました。
また、フランス語が公用語のケベック州も含め、フランスとの関係が新首相にとって良好であるとの期待も寄せられました。
カナダがアメリカとの関税対立にどのように対処するのか、その姿勢が注目される中で、他国の対応と比較してカナダの強気な姿勢を羨ましく思うコメントもありました。
特に、日本の外交スタイルとの対比が強調され、カナダのように毅然とした対応を求める声がありました。
全体として、カーニー氏の外交戦略やカナダの今後の国際的な立ち位置に対する期待と不安が交錯していました。
ネットコメントを一部抜粋
「選挙で選ばれていない人」だから、どうなのかな?
カーニーは元イングランド銀行総裁、バリバリのグローバリスト。
フランス語が公用語のケベック州もあるカナダ、フランスやフランス人は新首相に好感を持ったと思う。
カナダもかなりアメリカに依存してるだろうにまともな対応ができて羨ましい限りです。
不当・不条理な関税をかけられたら、断固、報復措置をとるのが当然の対応。