北海道苫小牧市の死亡事故で、63歳男性が逆転無罪に。札幌高裁は一審の判断に疑義を示し、衝突回避の可能性に疑問を呈した。
この事件では、63歳の男性団体職員が自動車運転処罰法違反(過失致死)で起訴され、女性をはねて死亡させたとされていた。
一審の札幌地裁は禁錮10月、執行猶予2年の判決を下していたが、高裁はこの判断を覆し、無罪を言い渡した。
判決の根拠として、高裁は一審の判断に疑義を呈し、「視認できた地点でブレーキを踏めば衝突を避けられた」という一審の見解には不確実性があると指摘した。
事故は2019年3月30日に発生し、夜間で視界が悪い状況下で男性は減速せずに走行し、横断中の75歳の女性をはねてしまった。
一審では、車が女性が倒れていた地点の約25メートル手前で衝突したと認定しており、男性が衝突を回避可能だったとの判断が下されていた。
しかし、高裁の青沼潔裁判長は、男性の視認能力や気付いてからブレーキを踏むまでの反応時間によっては、結果的に衝突を回避できたかどうかに疑いが生じると結論づけた。
この判決を受けて、札幌高検の上本哲司次席検事は、判決内容を精査し、適切に対応する意向を示した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4f98ed2bb6e0034b622f886409e8a9d6c78155d1
ネットのコメントでは、苫小牧市での男性の死亡事故に関する逆転無罪判決について、さまざまな意見が交わされていました。
多くのコメントが、運転者の責任と歩行者の行動に焦点を当てており、特に事故現場の状況や運転者の視認能力について議論されていました。
あるコメントでは、「このタイミングで飛び出されたら絶対に避けられない」という意見があり、運転者が事故を避けられなかった状況を理解することが重要だと指摘されていました。
また、歩行者が横断歩道以外で道路を渡ることのリスクについても言及され、交通弱者である歩行者に対しても注意が必要だとの意見が見受けられました。
さらに、過去の判例と比較しながら、今回の判決が公正であるべきだとの声もありました。
事故の詳細が不明な中での判断が難しいとのコメントも多く、情報不足が影響していると感じる人もいました。
全体として、運転者と歩行者の双方に責任があるという認識が広がっており、公平な判断を求める声が強かったです。
ネットコメントを一部抜粋
「このタイミングで飛び出されたら絶対に避けられない」という状況はあるわけで、それを合理的に判断したのは光明となる判決と思う。
本人の視認能力以前に、25mも跳ね飛ばした死亡事故で無罪って有り得るのか?
どのくらいの速度超過で、発見が遅れて跳ねたのかがポイントなんだと思います。
通常なら10ヵ月程度の懲役に執行猶予までついているので、控訴しない事件かと思いますが、被告人は余程思うところがあったのでしょうね。
歩行者は交通弱者であり基本的には自動車を運転していた側に罪を問うのは当然ですが、見通しの悪い状況で歩行者を跳ねた場合は回避が可能だったか、法定速度は守られていたのか、見通しが悪い場合速度を落としていたのか等様々な要素を検討し判断する必要があります。