リオデジャネイロ州立大学と東京外国語大学がダブルディグリープログラムを開始。国際的人材育成を目指し、在日ブラジル人の子供たちに新たな学びの機会を提供。
要約すると2023年3月17日、リオデジャネイロ州立大学と東京外国語大学は、ダブルディグリープログラム(複数学位取得制度)の調印式を行いました。
このプログラムは、両大学に通う学部生から毎年3名を選抜し、両校の単位を取得することで、2つの学士号を同時に取得できる仕組みです。
プログラムの目的は、学術的な交流を促進し、国際的人材を育成することにあります。
東京外国語大学の林佳代子学長によると、このプログラムは英語圏以外の大学との初の試みであり、今後の国際的な連携のモデルケースとなることが期待されています。
両大学は25年の長い連携の歴史があり、交換留学生の数は200名を超え、2016年のリオオリンピックでは24名の学生が通訳ボランティアとして活動するなど、活発な交流が行われてきました。
ダブルディグリープログラムの実現は、両大学の先生やスタッフの努力の賜物であり、特に在日ブラジル人の子供たちにとっては、言葉の壁を越えた学びの機会を提供し、キャリア形成の選択肢を広げる重要なステップとなります。
武田千香教授は、このプログラムが日本に住むブラジル人の子供たちにとって希望となることを強調し、未来のロールモデルとなる可能性について期待を寄せています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bba4bd394476e208949086bea16ad41c2b60922b