桂ちょうばが四代目桂米之助を襲名し、新たなスタートを切る。彼の落語家としての道のりや襲名披露公演の意気込みを紹介。
彼は、故・桂米朝の弟子であり、落語界でのキャリアを築くために数々の経験を積んできました。
中学時代には陸上部に所属し、100メートルを12秒0で走るほどの俊足でしたが、落語に興味を持ったのは高校時代のこと。
朝日放送の公開収録で桂ざこばに出会い、彼に魅了され寄席に通うようになりました。
しかし、当初は落語を職業にするつもりはなかったといいます。
大学ではフォークソングの路上ライブに熱中し、グループ「ペケペケ」として活動していましたが、落語との出会いが彼の人生を大きく変えました。
大学3年時に「桂米朝上方落語ワークショップ」に参加し、落語の魅力に触れた桂ちょうばは、米朝の弟子であるざこばに入門。
今回の襲名は偶然の重なりによるもので、三代目米之助の遺族との縁があったことが背景にあります。
襲名の際には、三代目の夫人から「プレッシャーを感じずに頑張ってほしい」と激励されました。
彼は、ざこばから受けた「おまえは落語家として生涯、食うていける」という言葉を胸に、日々の活動に励んでいます。
現在、陶芸にも興味を持ち、10年間ろくろに向かっているほか、レクリエーション介護士2級の資格を取得し、高齢者施設での落語の普及にも力を注いでいます。
襲名披露公演は、ざこば門下の同い年の落語家たちと共に「サンケイホールブリーゼ」で開催される予定で、彼は「米之助の名前をひとまわりもふたまわりも大きくしたい」と意気込みを語っています。
天国のざこば師匠も彼の新たな挑戦を見守っていることでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/80a79b4751e9152f01d37051a5ef6fcd761308df