米NVIDIAがデスクトップPC「DGX」シリーズを発表。AI研究者向けに設計され、手のひらサイズのモデルも登場。価格は2999ドルからで、予約受付を開始。AIの普及を目指す。
要約すると米NVIDIAは、2025年3月18日に開催された年次イベント「GTC 2025」において、デスクトップPC「DGX」シリーズを発表しました。
この新しいデバイスは、AI研究者やデータサイエンティストを主なターゲットとし、これまでデータセンター専用だったGrace Blackwellアーキテクチャの機能をデスクトップ環境に持ち込むことを目的としています。
DGXシリーズには、シンプルな構成の「DGX Spark」と、大規模なワークロードに対応したミニタワー型「DGX Station」が含まれています。
特にDGX Sparkは、手のひらサイズのモデルで、20コアのArmプロセッサを搭載し、独自のLinuxベースのOS「NVIDIA DGX OS」を動作させます。
価格は3999ドルからで、ASUS製の「ASUS Ascent GX10」は2999ドルで提供される予定です。
ただし、現時点では日本からの予約は不可となっています。
DGX Stationは、最大800Gbpsに対応する「ConnectX-8 SuperNIC」を搭載し、今年後半に複数の製造パートナーから発売される見込みです。
NVIDIAのCEO、ジェンスン・フアン氏は、「AIはコンピューティングスタックのあらゆる層を変革している」と述べ、DGXの登場によってAIがクラウドサービスからデスクトップやエッジアプリケーションにまで広がることを期待しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/14a6fb443e9503be9b7bf250f332a4f613bd49d9