中国出身の評論家・石平氏が参院選への立候補を表明するも、「中国のスパイ」との誹謗中傷や帰化1世への拒否感から断念。日本社会における帰化中国人の受け入れの難しさが浮き彫りに。
日本では過去に帰化した外国人が国会議員に当選した例もあるが、中国人に対しては特に厳しい偏見が存在する。
石平氏自身もそのような背景を理解しており、「中国で生まれ育ったことは、われわれの原罪だ」と述べている。
彼は日本に住む中国人の中でも「愛日主義者」として知られているが、彼のような立場でも批判を免れないのが現状だ。
法務省の統計によると、2024年6月末時点で日本に住む中国人は約84万4000人で、毎年約2000～3000人が帰化している。
帰化した中国人は日本の社会に慣れ、母国に違和感を覚えることが多いが、民族的アイデンティティが強い日本では、元外国人が受け入れられるのは容易ではない。
特に中韓出身者は、周囲の日本人からの疑いや不信感を受けやすく、石平氏のように元中国人であることを周囲にあまり伝えたがらない人も多い。
もし彼がチベット民族出身であったなら、受け入れられやすかっただろうと指摘されている。
石平氏は文革時代に教師だった両親のもとで育ち、1988年に来日し、2002年から保守論壇に登場した。
彼の経験は、在日中国人の複雑な立場を浮き彫りにしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8f4252c6eb9c1c31b735e2ccb40d47dbe5934230
コメントでは、在日中国人の政治参加に対する様々な意見が交わされていました。
特に石平氏の出馬については、彼の出身国である中国との関係を懸念する声が多く、国政に関わる議員には帰化一世は不適切であるとの意見が見られました。
また、出馬に反対する理由として、中国人が政治に進出することによる将来的な影響や、他国での事例を挙げて不安視する意見がありました。
さらに、石平氏の政治活動が日本にとってどのような利益をもたらすのか、信頼を得るためにはどのような地道な活動が必要かについても言及されていました。
国民は、特に日本の利益を優先する政治を求めており、帰化一世が持つ母国への忠誠心が政治にどのように影響するかを心配しているようでした。
また、石平氏が中国政府との関係を持つことに対する警戒感も表明されており、彼の個人の問題だけでなく、将来の影響を懸念する声が多かったです。
全体として、在日中国人の政治参加に対する偏見や不安が根強く、政治の透明性や信頼性が求められていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
石平氏の言論を見ていれば、日本の保守論壇の一角であることは分かる。
出馬に反対が多いのは、中国共産党との関係の有無に関わりなく、中国人が政治に進出すると不安視されているからだ。
彼が認められることで後が続くことに対する警戒がある。
石平さんの中国分析を愛読していたが、中国政府への警戒が強かった。
帰化したからには参政権を持った日本人のひとりなのだから、立候補を妨げるべきではないだろう。