JA全農は備蓄米の販売を「備蓄米」と明示しないよう要請し、取り合いを防ぐ方針を示しました。コメ価格の影響や消費者の声も注目されています。
この要請の背景には、備蓄米の取り合いを防ぐ意図があります。
18日からは、備蓄米の落札業者への引き渡しが本格的に始まり、埼玉県内の倉庫から約12トンのコメが運ばれました。
これは「令和のコメ騒動」以降、初めての政府備蓄米の放出です。
引き取り作業後、コメは精米工場で加工され、今月下旬には店頭に並ぶ予定です。
JA全農は、円滑な流通を目指し、消費者にできるだけ早くコメを届ける方針を示しています。
しかし、備蓄米の流通がコメの価格にどのように影響するかは不透明です。
現在、全国のスーパーでのコメ価格は過去最高を記録しており、消費者からは流通の透明性を求める声が上がっています。
卸売業者は、備蓄米の供給が不足している状況を改善することに期待を寄せているものの、他のコメの価格が下がることはないと述べています。
また、消費者の中には、備蓄米の放出が本当に行われているのかを確認したいという声もあります。
JA全農は、備蓄米を「ブレンド米」として販売する方針で、小売店にはその表記を避けるように要請しているものの、消費者の期待や不安は残っている状況です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/64b1f499423a690686a3120224e80c200aa18fc1
JA全農が備蓄米の販売表記を変更する理由について、多くのコメントが消費者の視点からの不安や疑問を表明していました。
特に、備蓄米の表記がないことで、消費者が古米を知らずに購入してしまうリスクがあると指摘されていました。
新米と古米の違いがわかる人にとっては、収穫時期や米の品質を知ることが重要であり、表記がないことが満足度を下げる要因になると考えられていました。
また、備蓄米を取り扱うことで、消費者の「新米信仰」による売れ残りを防ぎたいという意図があるのではないかという意見もありました。
さらに、備蓄米の表記をしないことによって、価格の透明性が欠けるという懸念も多くのコメントに見受けられました。
特に、備蓄米が高値で売られることに対する疑問や、消費者がどのように価格を判断すれば良いのかという不安が表明されていました。
表記がないことで、消費者が米の種類や品質を確認する手間が増え、結果として不利益を被る可能性があるとの意見もありました。
また、備蓄米の取り合いを防ぐ理由についても疑問が呈され、実際には価格での競争が主な要因であるとの意見が多かったです。
備蓄米の表記がないことが、消費者にとっての不利益を生むだけでなく、販売業者にとっても不透明な状況を生む可能性があると懸念されていました。
総じて、JA全農の備蓄米の販売表記変更に関するコメントは、消費者の不安や疑問を強く反映したものであり、透明性の確保や消費者の権利を尊重する必要性が強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
JAが備蓄米の表記をせずに売るというのは、消費者にとって明らかに不利益になると思います。
米の味の変化がわかる人にとっては、「新米 or 古米(備蓄米)」の違いは重要。
備蓄米である事を何故隠す必要があるのでしょうか?
備蓄米と明記する方が、買い手には分かりやすいと思います。
表記されなければ価格が判断基準になるワケですが、価格もさほど変わらないとなれば、5kg10kgの袋を一々ひっくり返して産地を確認することになる。