トランプ大統領が連邦地裁の判事を批判し、最高裁長官が異例の声明を発表。司法と大統領の対立が深刻化する可能性がある。
この背景には、トランプ政権が「敵性外国人法」を用いて、ベネズエラの犯罪組織のメンバー約250人を国外追放しようとしたことがあります。
しかし、ワシントンの連邦地裁がこの法律の適用を無効とし、国外追放を差し止める仮処分を出したため、トランプ政権は裁判所の決定を無視して強行に動いたことで、司法と大統領の対立が浮き彫りになりました。
トランプ大統領は、SNSで連邦地裁の判事を「過激な左派」と呼び、彼の行動が有権者の意向に沿ったものであると主張しました。
このような発言に対し、ロバーツ連邦最高裁長官は、異例の声明を発表し、地裁の決定に不服があるならば上訴手続きがあるとトランプ大統領を批判しました。
AP通信は、この対立が今後、行政と司法の間に憲法上の危機をもたらす可能性があると警告しています。
トランプ政権の強硬な姿勢と司法の独立性が試される中、アメリカの政治情勢は不安定さを増していると言えます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d92966367259cb17b7df38ca06d5a2c7fc1ddcc8
コメントでは、トランプ大統領と最高裁長官の対立が引き起こした憲法上の危機について、さまざまな意見が寄せられていました。
多くの人々が、トランプ氏が裁判所の指示を公然と無視し、裁判官に対する攻撃を行ったことに対して懸念を示していました。
特に、彼が行政機関の予算を勝手にカットしたり解散させたりする行為が、国会の権限を侵害しているとの指摘がありました。
また、トランプ氏が法を無視する姿勢が続く限り、アメリカが法治国家としての地位を失う可能性があるとの意見もありました。
さらに、彼の行動が国民の反発を招くリスクについても言及されており、歴史的な独裁者の例を引き合いに出すコメントも見受けられました。
このような状況下で、トランプ氏が連邦最高裁長官を解任する可能性についても懸念が示されていました。
全体的に、コメントはトランプ政権の法に対する姿勢や、民主主義の危機に対する強い不安を反映していました。
ネットコメントを一部抜粋
裁判所の指示を公然と無視し、裁判官個人攻撃をした。
トランプは法を無視して自らの要求を実行する『王様』だ。
皇帝トランプには法の支配は通用しない。
ニュース番組でトランプの人形を使うときは額に「有罪」と書いて欲しい。
トランプ率いるアメリカはもはや無法地帯と言っても過言ではない。