ソウル大学のクォン教授が、日本式修練制度の見直しを提案。ドイツ式への移行や、評価制度の改革を通じて医療教育の質向上を目指す。
彼は、4人の教授の批判に対して意見を述べる中で、日本式の修練制度の見直しが必要だと強調しました。
クォン教授は、医療現場での専攻医の長期離脱や医学部生の休学に対する批判的な提言を行っており、今回の提案もその一環です。
彼は、教授と専攻医の関係が儒教的な師弟関係から脱却しつつある現状を指摘し、現行の修練制度が時代に合わなくなってきていると述べました。
具体的には、ドイツ式の「年次別修練制度」への移行を提案し、専攻医が年次別に必要なポイントを獲得する制度を強化することを求めています。
これにより、序列化を防ぎ、専攻医が修練病院や教授を選択できるようにし、評価結果に基づいて留年を行うことが質の管理につながるとしています。
また、教授の任用条件に博士学位を必須とする現行の制度にも疑問を呈し、実績や経験を重視するべきだと主張しました。
さらに、週あたりの勤務時間に関する規制を撤廃し、専攻医が夜通し患者のケアを行う職業精神を育成することが重要だと強調しています。
クォン教授は、医療教育の質を向上させるためには、修練制度の根本的な見直しが必要であると訴えています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0598aefa6eae6613be814ab9fded2ff1225a6085
韓国医療界の修練制度改革提案に対するコメントは、医療者の視点や他国の制度との比較を通じて、韓国の医療制度の問題点を浮き彫りにしていました。
多くのコメントでは、特に指導者の質や教育制度の不均一性が問題視され、優れた指導者の下での徒弟制度の重要性が強調されていました。
さらに、アメリカやドイツの医療教育システムとの違いが指摘され、均一な医師育成の必要性が訴えられていました。
日本の医療システムについても言及され、韓国独自の文化や国民性が医療制度改革に影響を与えているとの意見も見受けられました。
特に、韓国の医療界が抱える課題や改革の必要性について、真剣に考えるべきだという声が多く寄せられていました。
全体として、医療界の改革に向けた建設的な意見が多かったものの、文化や国民性に対する厳しい指摘もあり、制度改革の難しさを示唆していました。
ネットコメントを一部抜粋
医療者の視点としては素直にアリだと思う。
日本の医師は総じて、均一して技術が高めにしあがると・・・
確かに日本のシステムは時代遅れだ。
なんでも日本式とかドイツ式とか、そういう発想をやめて自分たちで一から考えようという気にならんのかね。
韓国の研修医制度の問題は、韓国独自の徒弟制度型と契約制度型の矛盾にある。