韓国の与党「国民の力」は、尹大統領の弾劾訴追が棄却されるとの見方が強まっており、憲法裁判所の決定が遅れている中で期待感が高まっている。一方、野党は速やかな罷免を求め、世論戦を展開している。
要約すると韓国の与党「国民の力」は、尹錫悦大統領の弾劾訴追が棄却または却下されるとの見解が強まっている。
憲法裁判所は19日までに弾劾審判の決定を発表しておらず、党内では裁判官の意見が一致しないことが決定遅延の要因とされている。
特に、非常戒厳の宣言が重大な憲法違反ではないとの「棄却論」や、法的要件を満たさないとの「却下論」が浮上している。
国民の力の議員は、非常戒厳措置が国家秩序を脅かすほど深刻でないとし、却下されるべきとの見解を示した。
また、他の議員も、裁判官の意見が一致しないために決定が先延ばしになっていると指摘し、棄却や却下の可能性が高いと発言している。
党関係者も、弾劾訴追が棄却される期待感が高まっていると述べており、かつての状況とは変わってきている。
これに対し、最大野党「共に民主党」は尹大統領の速やかな罷免を求めており、世論戦を展開している。
弾劾訴追の棄却が現実味を帯びる中、野党内でも不安が広がっている。
国民の力の内部では、弾劾訴追が棄却されれば大統領の任期短縮を目的とした憲法改正が進むとの見方もあり、尹大統領自身も任期後半には改憲と政治改革に集中すると述べている。
姜議員は、憲法改正は1年程度で完了できるとの見通しを示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4cebd41d9884c845eee246672fea8a175d8ebf3b