地下鉄サリン事件から30年経ってもオウム真理教の影響は残り、若者を狙った勧誘手法が問題視されています。
事件当時、高学歴のエリート層をターゲットにしていたオウムは、現在もその影響を残しており、特に若者を狙った勧誘手法が注目されている。
テレビ朝日の清田浩司社会部デスクは、東大出身の元教団幹部に取材し、現代社会がカルトに対して脆弱であるとの意見を紹介。
教団は宗教法人格を剥奪された後も、異なる名前で存続しており、公安調査庁によると、現在も3つの団体が活動を続けている。
これらの団体は、松本智津夫（麻原彰晃）元死刑囚への帰依を示し続けており、特に「アレフ」では、彼の写真が祭壇に飾られるなど、教団の影響が色濃く残っていることが確認されている。
また、彼の教えを基にした「甘露水」の製造や、彼の著書を教材にした活動も行われている。
さらに、上祐史浩氏が設立した「ひかりの輪」は、麻原の存在を隠しつつ、独自の聖地巡りを行うなどして、教団の本質を維持しようとしている。
公安審査委員会は、これらの団体に対して観察処分を行い、再発防止策を講じているが、国内の構成員は約1600人に及ぶとされ、依然として危険な存在であることが懸念されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0ef4bc22720444f8641a4975c4c5202ddd813083
地下鉄サリン事件から30年が経過し、オウム真理教の影響や若者の勧誘手法についてのコメントが多く寄せられました。
特に、事件を知らない若い世代が増えている中で、カルトへの勧誘が巧妙化していることが懸念されていました。
コメントの中では、孤独や不安を抱える若者が、優しい言葉や共感をもって近づいてくるカルト団体に引き込まれる危険性が強調されていました。
また、過去の事件を風化させないために、教育現場でのカルト教育や犯罪対策教育の必要性が提案されていました。
さらに、SNSやネットの普及によって情報の正確性が問われる現代において、若者がどのように情報を取捨選択するかが重要であるとの意見もありました。
加えて、オウムの後継団体が依然として存在し、若者をターゲットにしている現状に対する警戒が求められていました。
全体として、事件の教訓を生かし、社会全体での意識向上や対策が必要であるとの声が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
もう30年も経てば、オウムの惨劇を知らない世代も多いでしょう。
カルトへの誘いは、最初は名前を伏せておき、孤独なこころのスキマに巧みに入り込んでくる。
事件を風化させてはならない。
若者が今情報収集手段として活用しているのはほとんどがネット。
30年前に書かれた小林よしのり「ゴーマニズム宣言」を今日読み直したばかりでした。