日本政府は、台湾の蔡英文前総統の来日を中国の反発を懸念して認めなかった。安倍元首相の三回忌に合わせた調整も、日中関係改善を重視した結果とされる。
複数の日台関係筋によると、岸田政権下で日本は中国による日本産水産物の輸入停止措置の解除など、日中関係の改善に注力しており、蔡氏の来日がその努力に悪影響を及ぼす可能性があると判断したという。
台湾の総統経験者が来日することについては、中国が「一つの中国」原則に反するとして日本を非難することが過去にあった。
具体的には、李登輝元総統が2001年に病気治療のために来日した際、当時の中国の全国人民代表大会常務委員長がその来日を延期させたという経緯がある。
安倍氏は生前、台湾への軍事圧力に対して「台湾有事は日本有事」と強調し、蔡氏との信頼関係を築いていたため、今回の政府の対応については日台双方から「過剰な対中配慮だ」との批判が出る可能性がある。
また、蔡氏の来日は、安倍氏が顧問を務めていた超党派議員連盟「日華議員懇談会」が調整していたことも付け加えられる。
政府の決定は、国際関係における微妙なバランスを考慮したものであり、今後の日本と台湾、中国との関係にどのような影響を及ぼすか注視される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/064fe01be8bf3ddc822dc71c96a6192dd476a521
台湾の蔡英文前総統の来日を日本政府が認めなかったことに対するネットのコメントは、様々な意見が寄せられ、主に政府の判断に対する失望や批判が多く見受けられました。
多くのコメントでは、台湾との友好関係を重視し、特に過去に台湾が日本に対して支援を行ったことを挙げて、政府の対応が恩を仇で返すものであるとの意見がありました。
具体的には、東日本大震災の際に台湾が行った支援を忘れてはいけないとする声や、台湾は日本にとって大切な友好国であるとの認識が強調されました。
また、日本政府が中国への配慮を優先し、台湾の前総統の来日を認めなかったことに対する批判も目立ちました。
特に、安倍元首相の三回忌という特別な機会に、蔡英文氏の来日を拒否することは国民の意志を無視した行為だという意見が多く、政府の判断が過剰に中国に忖度しているのではないかとの懸念が表明されました。
さらに、台湾との関係を軽視する政府の姿勢に対して、国民としての申し訳なさや恥ずかしさを感じるというコメントもあり、日本政府の外交政策に対する不信感が広がっていることが伺えました。
全体として、台湾との友好関係を大切にし、政府の判断に対する批判が強いことが特徴的でした。
ネットコメントを一部抜粋
恥ずかしい対応だと思います。
日本には自分というものがない。
恩を仇で返すと日本政府の事だな。
日本の政党として反対する党は無いのでしょうか？
台湾は日本の大切な友人なのだ。