韓国と中国の外相が会談し、文化交流の回復や経済協力の強化を確認。北朝鮮問題でも建設的な役割を求める中、両国関係の新たな転機を目指す。
要約すると韓国の趙兌烈外交部長官と中国の王毅外相は、21日に東京で会談を行い、両国間の文化交流の回復を通じて国民同士の理解を深め、実質的な協力を発展させることを確認しました。
双方は、人的交流を含む各分野での交流活性化にも合意しました。
特に、中国が韓国コンテンツの流通を制限する「限韓令」について、韓国側ではその緩和への期待が高まっているものの、中国側の今後の姿勢に注目が集まっています。
会談では、昨年5月の韓中日首脳会談以降、良好な関係が続いていることも評価されました。
さらに、10月末に韓国で開催されるアジア太平洋経済協力会議（APEC）に合わせて習近平国家主席の訪韓が予定されており、両国関係の新たな転機を生むために具体的な成果を目指して協力することでも一致しました。
経済面では、韓中自由貿易協定（FTA）のサービス・投資分野における追加交渉を加速させることで、経済協力の強化を図ることも確認されました。
また、趙氏は北朝鮮の挑発中止と非核化に向け、中国側に建設的な役割を果たすよう求めましたが、王氏は中国の立場に変化はないとしつつも、引き続き建設的な役割を果たす意向を示しました。
最後に、韓国南部の済州島近くの中国の構造物に関して、趙氏は韓国の海洋権益が影響を受けないようにする立場を強調し、王氏は相互尊重の重要性を認識し、この問題について意思疎通を続けることで合意しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/23c44eb288a6cfbaf487adf36586563db06edcbf