宇宙ベンチャー「ダイモン」が開発した小型月探査車「YAOKI」は、着陸機の失敗にもかかわらず月の写真撮影に成功。将来的には月面探査の拡大を目指す。
要約すると近年、民間による月面開発が活発化する中、東京都中央区に本社を置く宇宙ベンチャー「ダイモン」が小型月探査車「YAOKI」を開発しました。
この探査車は、米国の月着陸機「アテナ」に搭載され、スペースXのロケットで打ち上げられましたが、着地の際に姿勢を崩し、ミッションは早期に終了しました。
YAOKIは月面を走行することは叶いませんでしたが、搭載されたカメラで月の写真を地球に送信することに成功しました。
YAOKIは、縦15センチ、横15センチ、高さ10センチ、重量500グラム弱というコンパクトなサイズでありながら、転んでも起き上がれる“七転八起”の駆動力を持っています。
ダイモンの中島社長は、自動車メーカーでの経験を活かし、地上ではなく月面で動く車を作りたいとの思いから起業しました。
YAOKIの開発は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同ではなく、民間単独での取り組みとして注目されています。
今後、ダイモンは2026年にYAOKIを2機打ち上げ、月面での走行実験を実施する計画です。
また、数年後には100機を打ち上げて月面の地図を作成する「月面版グーグルマップ」の構想も持っています。
現状ではバッテリー式で6-8時間の稼働が可能ですが、将来的には太陽電池で充電できる仕組みへの改良や、熱に耐えられるシェルターのような装置を月に運ぶことも検討されています。
中島社長は、YAOKIのミッションを進めることで、数年以内に上場を目指す意気込みを示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2ee4b7b10fc84607a4cff589ac3a2bb748dadc5f