トルコのイスタンブール市長イマモール氏が汚職容疑で逮捕され、エルドアン大統領の政敵として注目されている。彼は2028年の大統領選候補に選出される見込みで、野党の反発が強まっている。
これは、23日にトルコの裁判所が下した決定であり、地元メディアによると、彼はエルドアン大統領の最大の政敵とされている。
イマモール氏は、トルコの国政最大野党である共和人民党(CHP)に所属しており、2028年の大統領選挙に向けた党候補選びにおいて、予備選で選出される見込みだ。
彼は19日にトルコ警察により汚職とテロ関連の疑いで拘束されていたが、イマモール氏はこれらの容疑を否定している。
この逮捕を受けて、野党は強く反発しており、政治的な緊張が高まっている。
エルドアン大統領の政権に対する批判も再燃する可能性がある中、イマモール氏の逮捕はトルコ政治における重要な出来事として注目されている。
特に、彼が大統領選の候補として浮上する中でのこの逮捕は、今後の政治情勢に大きな影響を与えることが予想される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/03e5e0abc3ecaa67b93449540e7b0862c23baa3b
イスタンブール市長の逮捕に関するネットのコメントは、トルコの政治情勢やエルドアン大統領の権力維持の手法に対するさまざまな意見が寄せられていました。
多くのコメントは、逮捕が単なる汚職事件ではなく、政治的な意図があるとの見解を示しており、エルドアン政権が政敵を排除するための強権的な手法を用いていると懸念する声が多かったです。
また、トルコの経済状況や国際情勢への影響も指摘され、政情不安が続く中での市場や周辺国への影響が懸念されていました。
一部のコメントでは、エルドアン大統領が政教分離の原則を無視し、イスラム主義を強めていることが批判され、過去のトルコの歴史との対比がなされていました。
特に、アタチュルクの政策が後退していることに対する懸念が強く、トルコの民主主義が脅かされているとの意見もありました。
市民の権利や自由が制限される状況に対する警戒感が表れており、国民が権力に対して立ち上がることを期待する声もありました。
また、トルコの地政学的リスクや、周辺諸国との関係が悪化する可能性についても言及されており、特にクルド民族問題が絡むことでさらなる混乱を招くのではないかとの懸念が示されていました。
全体として、トルコの政治状況に対する不安や、民主主義の重要性を訴える意見が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
トルコリラ大暴落の原因
政情不安に陥ると、地政学上のリスクは計り知れない。
エルドアンが退陣すれば、通貨も安定するだろう。
トルコは面白い国なのにエルドアンが政敵を逮捕。
権力争いが関わっており、トルコの過去の状況から見れば、腐敗は政敵になる側も同じだ。