東京で開催された「秋のヘッドフォン祭 2024」で、final社が新フラグシップヘッドホン「D8000 DC」と後継完全ワイヤレス「ZE3000 SV」を発表。音質向上に注力した新モデルが注目を集めています。
この新モデルは、前機種「D8000」から全てを見直し、特に振動板の製造技術を改良した点が特徴です。
独自技術「AFDS(エアフィルムダンピングシステム)」により、パンチングメタルのデザインが再設計され、開口率が70%拡張されました。
また、約100gの軽量化が実現され、より快適な装着感を提供します。
イヤーパッドは1.5倍の厚さに増し、ケーブルも新開発のOFCブラックケーブルがスタンダードモデルに、Pro Editionにはシルバーコートケーブルが付属します。
サウンドはスタンダードモデルが低域重視、Pro Editionは高域寄りに調整されていますが、Pro Editionは大音量時の低域の聴こえやすさを考慮した設計となっています。
試聴ブースでは、ハイレゾストリーミングサービスQobuzを使用した体験も提供され、多くの来場者が訪れました。
また、完全ワイヤレスイヤフォン「ZE3000」の後継モデル「ZE3000 SV」も発表され、ノイズキャンセリング機能や新設計のドライバーを搭載しています。
さらに、ゲーミング完全ワイヤレス「VR3000 Wireless」やDITAの新IEM「Mecha」も紹介され、今後の発売が期待されています。
特にDITAの「Mecha」は、超軽量な合金振動板を用いた力強いサウンドが特徴で、価格は10万から15万円程度になる見込みです。
全体的に、今回のヘッドフォン祭では、音質向上や新技術の導入が目立ち、オーディオファンにとって興味深い製品が多数発表されました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/21c269ef79c3deae5a5df00d1fbe3a8d1612ebce