伊藤詩織さんの初監督作「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」が米サンフランシスコで公開。性暴力被害を調査する様子を描いた作品で、社会的意識の向上を目指す。
この映画は、伊藤さん自身が2015年に性暴力被害を受けた経験を基に、自らの調査過程を描いています。
伊藤さんは、17年に元TBS記者からの性暴力被害を公表し、その後、損害賠償を求める訴訟を起こしました。
この訴訟は2022年に最高裁で被害が認められる判決が下されました。
映画は、伊藤さんが日々の心境や状況を記録した映像を使用しており、性暴力の問題に対する社会的な意識を高めることを目的としています。
映画は、今年4月に開催されたサンフランシスコ国際映画祭で審査員特別賞を受賞しており、その評価も高まっています。
伊藤さんは、映画を通じて多くの人々に性暴力の実態を知ってもらい、被害者の声を届けることを目指しています。
この作品は、性暴力に対する社会的なタブーを打破し、より多くの人々がこの問題に関心を持つきっかけになることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0c0491959bf5f637776776f9f3b75034ad238b23
伊藤詩織氏のドキュメンタリー映画が米国で公開されたことに対するネットのコメントは、彼女の被害に対する同情と映画制作の過程に対する批判が入り混じったものでした。
多くのコメントでは、伊藤氏の被害は非常に腹立たしい事実であるとしつつも、映画の制作に関しては、彼女が支援してくれた弁護士との関係を無視しているのではないかという意見が多く見受けられました。
特に、無断で防犯カメラの映像や音声を使用したことが問題視され、倫理的な観点から疑問を呈する声がありました。
さらに、伊藤氏がこの映画を公共の利益のために制作したと主張する一方で、彼女の行動が本当にその目的に沿っているのか疑問を持つコメントもありました。
また、性被害の訴えに対する理解は示しつつも、映画制作の過程での彼女の行動に対しては失望や不満を表明する意見が多く、彼女の人間性や行動が批判の対象となっていました。
このように、伊藤氏の映画に対する反応は賛否が分かれ、彼女の活動が日本の#MeToo運動に与える影響についても様々な見解が示されていました。
ネットコメントを一部抜粋
このドキュメンタリーについては、山口氏との民事裁判で伊藤氏の代理人を務めた弁護士が防犯カメラの映像や自身との会話の音声の無断使用を指摘し、内容変更を求めているのですが、米国で公開されたんですね。
伊藤氏は公共的価値があると判断しているのでしょうか?だとしたら収益について一言あってもよさそうです。
この映画に関しては裁判における恩人の一人である弁護士さんを裏切った形で製作されたものなので共感できるものは何もない。
裁判以外には使わないという条件で代理人弁護士が集めた映像・音声を“無断使用”していると問題になっている映画ですか。
この人が性暴力の被害者であることは疑いの余地も無いが、だからといって性被害以外の行動や人間性が全て無批判に是認されることはないよねえ。