「空き家を0円で譲渡」の背景と注意点を解説。無償でも維持費や税金が発生する可能性があるため、慎重な判断が必要です。
まず、空き家を無償で提供する背景には、維持管理の負担が大きいことが挙げられます。
所有者は固定資産税や建物の老朽化に伴う修繕費、庭の手入れなどの手間を避けるために、空き家を手放す選択をすることがあります。
また、売却が困難な物件も多く、特に過疎地域や老朽化が進んだ建物は買い手がつきにくく、長期間の売却活動が必要になることが多いです。
さらに、古い建物を維持できない場合、解体を考えることもありますが、解体には高額な費用がかかるため、無償譲渡を選ぶことがあります。
実際に「0円の空き家」を見つけた場合でも、注意が必要です。
物件自体は無料でも、譲渡を受ける際には贈与税が発生する可能性があり、その税率は最大で55%にも達します。
また、不動産取得税や登記費用、さらにはリフォームや修繕にかかる費用も考慮しなければなりません。
多くの無償提供される空き家は老朽化が進んでいるため、住むためには多額の費用がかかることが予想されます。
このように、0円で手に入る空き家には、思わぬコストが隠れていることを理解し、慎重に判断する必要があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ae9368e86061cc9ba5b198751a808d36dfb7044e
空き家を0円で譲渡する理由についてのコメントには、維持費や税金の負担を軽減したいという声が多く寄せられていました。
特に田舎では、空き家を放置すると税金が上がり、草刈りなどの維持費がかかるため、手放したいという人が増えていると感じられました。
コメントの中には、名義変更の費用を貰い手が負担することで、負動産を手放せるという提案もありました。
譲渡を受ける側も、物件の状態や近隣とのトラブルの可能性について調査することが重要であるとの意見がありました。
特に、中古物件では境界線の問題や近隣からの手入れ要請などが起こることがあるため、注意が必要とされていました。
また、事故物件についても告知があるのか心配される声があり、譲渡を受ける際には慎重に考えるべきとの意見が目立ちました。
全体として、0円で譲渡することはメリットがある一方で、受け取る側にもリスクが伴うことが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
田舎でその地方に誰もいない場合、欲しい人にタダであげたい気持ちは分かる。
利用できない家屋が残って近隣から家屋の周りの手入れを求められれば維持費がかかるものね。
今、どちらかというと、0円でなら買おうかと迷っている人よりも0円でも手放したい人の方が多い気がする。
「タダより高い物はない」と言いますからね。
考え無しで貰うと破産します。
事故物件は必ず告知してくれるのかな?直接取引になるだろうから、困るよネ。