日立が金融機関向けに非対面取引を支援するクラウドサービス「Branch in Mobileサービス」を提供開始。利用者はスマートフォンから安全に取引を行えるようになり、顧客満足度の向上が期待される。
このサービスは、2023年4月1日より提供開始され、先行ユーザーとして株式会社百五銀行が同日から運用を開始します。
「Branch in Mobile」は、2022年9月から提供されていたソリューションですが、これまではオンプレミス環境での提供だったため、金融機関内のサービスに安全に接続することが求められていました。
しかし、今回のクラウドサービス化により、Amazon Web Services(AWS)上に構築されたSaaS型のプラットフォームに移行し、金融機関側での環境構築が不要になりました。
これにより、利用者はスマートフォンやタブレットを使って、外出先や自宅など、さまざまな場所から非対面取引を行うことができるようになり、顧客満足度の向上が期待されます。
さらに、日立はインターネットバンキングでの実績を基にしたセキュリティ基盤を持ち、セキュリティセンターを設けることで、利用者との安全な接続を容易にしています。
また、金融機関のニーズに応じた柔軟なシステム変更も可能で、ローコード開発機能やCI/CD機能を活用することで、システムの追加や変更を内製化し、開発の迅速化を図ることができます。
このように、非対面・非来店取引がシームレスに行える環境を提供することで、金融機関の業務効率の向上にも寄与することが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1adab74524ecc71ef624cace82cc55067e5a29d5