山梨県警が全国初のSNS型詐欺手口集を公開し、被害抑制を目指す取り組みを発表しました。
要約すると山梨県警は、SNSを利用した投資詐欺とロマンス詐欺の手口をまとめた「手口集」を25日に公開しました。
この取り組みは、県内での被害を基にしたもので、全国初の試みです。
手口集では、投資詐欺の具体的な手法として、サクラと呼ばれる投資グループが成功体験を語り、被害者を信じ込ませる様子が描かれています。
被害者は、指定された口座に現金を振り込むよう促され、Webサイト上では利益が出ているように見せかけられます。
しかし、実際には払い戻しを求めると「保証金」を要求されるなど、さらなる金銭を要求されるケースが多いです。
また、ロマンス詐欺では、巧妙な言葉や魅力的な写真を使ってターゲットを惹きつけ、数週間にわたるやり取りを通じて好意を抱かせます。
その後、相手に結婚後の資産形成を名目に投資を勧める手口が特徴です。
面会を求めても理由をつけて避けられるため、被害者はますます信じ込んでしまいます。
山梨県警によると、昨年は43件の被害が報告され、被害金額は前年比57.3%増の4億288万円に達しました。
今年は2月までに6件で9906万円の被害が確認されており、深刻な状況が続いています。
このような背景から、手口集の公開が被害抑制につながることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1ce534e6727f6dad34ff0a30ef4442f227c53e96