NTT Comがドコモの通信設備を利用した新しいローカル5Gサービスを開始。低コストで導入が可能に。
このサービスは、企業におけるローカル5G導入のハードルを下げることを目的としています。
従来のローカル5Gサービスでは、設備のほとんどを利用企業の拠点内に設置する必要がありましたが、TypeDではドコモのキャリア通信設備を利用することで、冗長性と高い保守性を低コストで実現しています。
具体的には、交換機やデータ処理部、無線信号処理部などの設備をドコモのキャリア通信設備と共用するため、キャリアレベルの冗長性が得られます。
また、企業側に設置する設備は無線装置(RU)とアンテナのみで、設置スペースを約9割削減可能です。
ラックの設置や配線の必要もなく、エリア構築がより柔軟に行える点も大きなメリットです。
さらに、ローカル5G設備の監視保守はドコモの作業者が行うため、企業側で専門の人員を用意する必要がなく、24時間365日の体制で監視が行われます。
また、全国各地に保守拠点を持つドコモが駆け付け保守を行うことも可能です。
通常、ローカル5Gの利用には無線免許の取得や総務省への届け出が必要ですが、TypeDではNTT Comが無線免許人となるため、企業側での申請作業が不要です。
このサービスは、NTT Comの他の通信サービスと組み合わせて提供され、企業のデータセンターや各種クラウドサービス、インターネットへの接続も可能です。
NTT Comは、全体の構成検討から構築までを一括で対応することを約束しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e4d70fbfa9f328f6d048c2a43ce2995c184aadc0