クラーケンがNinjaTraderを15億ドルで買収し、米国市場での暗号資産の先物取引を強化する計画を発表しました。これにより、クラーケンは市場拡大を図り、24時間365日の取引が可能になります。
ニンジャトレーダーは2003年に設立され、約200万人のトレーダーに先物取引ツールを提供している、米商品先物取引委員会(CFTC)に登録された先物取引業者(FCM)です。
この買収は2025年の上半期に完了する予定で、クラーケンによると、伝統的金融(TradFi)と暗号資産の統合を目指す過去最大規模の取引となります。
クラーケンはこの買収を通じて、米国市場で暗号資産の先物およびデリバティブを合法的に24時間365日提供できるようになります。
また、クラーケンが保有している英国のMiFID、EUのMiFID、豪州の証券ライセンスにより、ニンジャトレーダーは英国、EU、オーストラリア市場への拡大が加速すると見込まれています。
さらに、ニンジャトレーダーは今後もクラーケンのトレーディングおよび決済アプリケーション群の一部として独立したプラットフォームとして運営される予定です。
なお、3月14日には、米大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)傘下のデリバティブ部門「コインベースデリバティブズ(Coinbase Derivatives)」が、暗号資産カルダノ(ADA)および天然ガス(NGS)の先物取引提供に向けた自己証明書をCFTCに申請したことも報じられています。
ADAおよびNGSの先物取引は、今月3月31日から提供される予定です。
自己証明書とは、取引所が新たな先物商品を上場する際にCFTCの事前承認を必要とせずに商品が適法であることを自主的に確認し、申請する手続きです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/94bec760b0cfb605aceaadd20743fa46ff6a9db1