イーサリアムのPectraアップグレードが新テストネットHoodiに実装され、メインネットへの実装は4月25日以降に予定されています。
このアップグレードは、メインネットへの実装に向けての重要なステップであり、これまでのテストネット「Holesky」と「Sepolia」での実装を経て進められる予定でした。
しかし、これらのテストネットではクライアントの問題が発生したため、新たに「Hoodi」が設立されました。
具体的には、「Holesky」と「Sepolia」では、許可型の入金コントラクトの変更が影響し、多くのバリデータがオフラインになる問題が発生しました。
「Sepolia」は即座に復旧したものの、「Holesky」ではバリデータの問題解決に1年がかかる見込みです。
現在、「Holesky」でのPectraのテストは、バリデータ退出を除いた機能に限られています。
「Hoodi」は、バリデーターおよびステーキングプロバイダーのテストに利用されるネットワークであり、メインネットへの実装は「Hoodi」でのテスト後、4月25日以降に行われる予定です。
Pectraの主なアップグレードには「EIP-7702」と「EIP-7251」が含まれています。
「EIP-7702」は、ウォレットのユーザー体験を向上させるもので、EOA(外部所有アカウント)を一時的にスマートコントラクトとして扱える仕組みを導入します。
これにより、EOAに様々な機能を追加可能となります。
一方、「EIP-7251」は、バリデーターがステークできる最大量を32ETHから2,048ETHに引き上げるもので、これによりユーザーは複数のノードに分けることなく、1つのノードで大きな額をステーキングできるようになります。
この変更により、ステーキングの開始がスムーズになることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d11654f05db9dd239b9896091a8722bffd740da7