ゲームストップがビットコイン購入資金調達のために転換社債を発行する計画を発表した後、株価が25%急落しました。投資家の懸念が高まり、既存の株主からの売却が相次いでいます。
3月27日、ゲームストップの株価は21ドル強まで下落し、これは昨年10月以来の安値です。
この急落は、同社が発表した13億ドルのゼロクーポン転換社債を発行する計画に起因しています。
ビットコイン購入のための資金調達を目的としたこの転換社債発行に対し、最初は投資家の間に期待感が広がりましたが、詳細が明らかになるにつれ、懸念が高まりました。
Mimesis Capitalのルイス・リュー氏は、既存の株主がこの動きに対して否定的であるため、大規模な売却が発生したと指摘しています。
また、転換社債の価格設定期間中に、株を売却したり空売りしたりする動きも影響している可能性があります。
ウェドブッシュのアナリスト、マイケル・パクター氏は、ゲームストップの株価がさらに下落する可能性があると警告し、特に投資家がビットコインやそのETFに直接投資できることを考慮すると、ゲームストップの現金をビットコインに変換することは難しいと述べています。
さらに、ビットコイン購入を発表した企業が増える中で、ゲームストップもその流れに乗ろうとしているものの、批判的な意見も存在します。
ビットコインに否定的なエコノミストのピーター・シフ氏は、ゲームストップのビットコイン購入計画は長期的なビジネスモデルとしては通用しないと指摘し、株価の下落を受けて投資家が売却に動いていると述べています。
このように、ゲームストップ株はビットコイン戦略の採用に伴い、投資家の信頼を失う結果となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/03db18043d3a84a8bd4ba0e11478bafa0dd859a3