ホワイトハウスのジブリ風イラストが引き起こした移民強制送還の論争

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ホワイトハウスが生成AIで描いたジブリ風イラストが移民の強制送還を称賛し、批判が相次いでいる。

要約するとアメリカのホワイトハウスが、生成AIを用いて「スタジオジブリ風」のイラストを制作し、移民の強制送還を伝えたことが物議を醸している。

このイラストは、ドミニカ共和国出身の移民が移民局職員によって手錠をかけられ、涙を流す様子を描いている。

ホワイトハウスはこのイラストをSNSで投稿し、トレンドとなっている生成AI技術を活用したものである。

オープンAIが新たに導入した技術により、詳細な指示で画像を生成できるようになり、ユーザーは自分の写真をジブリ風のキャラクターに変換することができるようになった。

ホワイトハウスは、この流行に乗って移民強制送還のイラストを作成したと見られるが、投稿には多くの批判が寄せられている。

「本当にホワイトハウスのアカウントなのか」と疑問視する声や、「グロテスクだ」「気分が悪くなる」といったコメントが目立つ。

ホワイトハウスによれば、描かれている移民は36歳で、過去にフェンタニル密売で有罪判決を受け、強制送還された経歴がある。

彼は不法に再入国し、ペンシルベニア州フィラデルフィアで拘束された。

トランプ政権は、インターネットのトレンドを利用して強制送還政策を肯定的に伝えることが度々あり、2月には「ASMR:不法移民の強制送還フライト」と題した動画を投稿した。

この動画では、手錠の音や滑走路の音を強調し、強制送還される移民たちの様子を描写していた。

今回のイラストも、同様に移民に対する非人間的な扱いを美化する試みと受け取られている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3a191b475c782caa5912be3068d65e5707c76e74

ネットのコメント

コメントでは、ホワイトハウスが発表したジブリ風イラストに対するさまざまな意見が寄せられました。

多くの人が「ジブリ風」との表現に対して疑念を抱き、実際にはジブリの作品とは異なるスタイルであると指摘しました。

特に、アメリカのコミックや他国のアニメの影響を感じるという意見が多く、ジブリの名を使うことに対して失礼ではないかという声もありました。

また、イラストが描く内容に対する批判もあり、アメリカの現状を反映するには不適切だと感じる人が少なくありませんでした。

全体として、イラストが持つメッセージや表現方法に対する懸念が強く、ジブリという名前を使用することの是非が議論されていました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 生成AIに漂うグロテスクさと現在のアメリカ政府に漂うグロテスクさが相乗効果を産んでるな
  • やってることの賛否はともかく、さすがにこの絵柄まで「ジブリ風」と呼ぶのはむしろ絵師に失礼なのでは?
  • ジブリというよりスポンジボブと言うかシンプソンズと言うか。

  • 我々が見ているジブリとアメリカ人が見ているジブリは脳内で全く違うのかもしれない
  • 全然ジブリじゃない、洋物の絵本に出てきそうな絵面

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