ビットコインが8万2000ドルに下落。マクロ経済の懸念からリスク資産を回避する動きが広がり、主要アルトコインも同様に下落。金担保型暗号資産は上昇中。
この下落は、過去24時間で約3%の減少を記録し、エックス・アール・ピー(XRP)、ビルドアンドビルド(BNB)、ソラナ(SOL)などの主要アルトコインも同様に4〜5%の下落を経験しました。
暗号資産市場全体を示すCoinDesk 20 Index(CD20)も、同期間に約3.3%の下落を記録しています。
この影響により、ビットコインは今週に入り1.7%、CD20は約5%のマイナスパフォーマンスとなっています。
特に、過去24時間において、中央集権型暗号資産取引所では3億ドル以上のロングポジションが清算され、ショートポジションも3880万ドルが清算されました。
この急落はトレーダーの間でのリスク回避の動きに起因していると考えられています。
投資家は、4月2日から施行されるドナルド・トランプ大統領の相互関税の影響を懸念しており、さらに29日に発表されたコアPCE(個人消費支出)データが予想を上回ったことで、リスク回避が加速しています。
また、今週発表された消費者信頼感指数が予想以上に低下し、将来期待指数は12年ぶりの低水準に達しました。
これにより、景気後退の懸念が強まり、投資家はリスク資産からのエクスポージャーを減らし、安全資産への逃避が進んでいます。
一方、CoinDesk Dataによると、金担保型暗号資産はこのリスクオフの動きの中で時価総額が3月に14億ドルを超え、パックスゴールド(PAXG)やテザーゴールド(XAUT)などの価格は0.7%上昇しています。
これらの暗号資産は年初来で18%以上の上昇を見せているのに対し、ビットコインは12.5%の下落を記録し、CD20は28%の減少となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/38b27575325ceffa09a9c6cc12390642428506f2
ビットコインの急落についてのコメントは、主にマクロ経済の不安定さやトランプ政権の影響に焦点を当てていました。
多くの人が、現在の下落はリスク資産からの回避によるものであり、特にトランプの関税政策が投資家に不安を与えたと指摘していました。
コメントの中には、ビットコインの価格が過去に比べて大きく変動していることを考慮し、これが一時的な現象である可能性を示唆するものもありました。
投資家の中には、今が買い時だと考える人もおり、長期的には価格が回復すると期待する声が聞かれました。
また、短期的な売りが続く中で、冷静に市場を見守ることが重要だとの意見もありました。
全体として、ビットコインや他のリスク資産に対する見方は分かれていましたが、トランプの政策が経済に与える影響についての懸念が多く表明されていました。
ネットコメントを一部抜粋
ビットコインではこのくらいの下落は下落に入らないと思います。
今は買われる理由がないので下がります。
昨年の今頃は64000ドルから75000ドルくらいを行き来していた。
年末までには最高値更新してるだろうから、今のボラティリティに一喜一憂することはない。
どうせそのうち上がるでしょ。